15期5回目キャンプ
11月21〜23日 場所・善入寺島

どうも、しほです。
 入学式をついこのまえにしたかと思えばあっという間に最終回キャンプです。場所は善入寺島。川原がとても広いので川遊びだけじゃなく、草野球やらラグビーやらなんでもできる。11月下旬、秋空の下、川ガキたちが続々と集まってきます。もうウェットスーツまで着てる子も。テントを立てて着替えて、さっそく遊びミーティング。

 

今回が最後のキャンプということで、イベント盛りだくさん。その一つが子どももスタッフもみんなでキャンプ地の上流約8㎞からカヌーで下る吉野川カヌーツーリング。いわば川ガキ認定試験です。なんだか簡単そうに思えてしまいますが、総勢50人がカヌーで下るとなるともうてんやわんや。カヌーが得意な子も、今までカヌーとか乗らんかったし…て子もさまざま。やっピーからの説明を受け、好きなカヌーを選んでいざ大河原へ。

 

先頭はくらけん。「もし、くらけんより前に出たらごはんなしやで」なんて笑いながら進んで行く。瀬に差し掛かる時、うしろにいる人へ「瀬やでー!」と伝達がいきます。気をつけさえすればなんてことのないところですが、本当はとても怖いところ。みんな「平気だった!」とか「全然たいしたことないやん」なんて言うけど、見ていたこちらはヒヤヒヤ。

 

みんなが瀬を抜けたあとお互いのカヌーを掴んでラフトを組み、その上を子どもが走っていく。カヌーを踏んでいくたび、水しぶきとみんなの声があがる。そのあとも何度かの瀬を越え、漕いで漕いでゴールまであとちょっと。予定していた時間をおしてしまったけどなんとか着いた。みんなよく頑張ってくれました。急いでキャンプ地に戻って着替える。晩ごはんはあったかいおでん。おいしかった。夜話は野田さんのスライドショー。野田さんが今まで行った世界の川の話をしてくれました。そのあとは各々が焚火を囲んだり歌ったり、好きなことをして夜は更けていきました。

 

次の朝、わんわん率いる散歩隊が帰ってきたころ、朝ごはん当番のろっくり班が頑張ってくれていました。ありがとう。朝ごはんを食べていつもどおり遊びミーティングです。2日目もみんなじゃぶじゃぶ川で遊んだりクラフトしたり焚火したり自由な時間。少人数弾丸カヌーツーリングも。

お昼の遊びが始まる前、家の事情で先に帰らなければならないあかりのために、班のCDちあ達とプチ卒業式が行われました。さみしいけれど一足先に卒業です。

夜ご飯はみんなの初めてのキャンプでも登場した屋台村。次にどうすればいいのか、この洗い物を先にしておけば後が楽とか、前回とは動きが違いました。

 

屋台村が終わった後はぐっさんのスライドショー。南米を自転車で縦断したというすごいエピソードを聞きました。アマゾン川はいかだで下った…やて…?ぐっさん、すごい人でした。そのあとは毎年恒例わんわんのウルトラクイズ大会。参加資格を持つのは子どもたちと1年目のスタッフ。なにが正解でなにが間違いなのか…信じるものは己のみというわけではなかった熾烈な戦いが繰り広げられ、15期のウルトラクイズ大会を制覇したのはみゆみゆでした。

 

最終日。雨が降ったり止んだりの微妙な天気でしたが、そんなことはお構いなしに遊びに行きます。最後のあそびもすぐに時間が過ぎていきました。

テントを片付けお昼ご飯を食べたら、いよいよ卒業式。いつものキャンプでは保護者の方は半径4㎞以内進入禁止ですが、この時だけは別。子どもたちはなんだか普段よりおとなしい。

野田さん、まむしさんからの言葉をもらい、各班のCDに名前を呼ばれて川ガキ認定書をもらいに行きます。みんなの「カヌーに乗れるようになった」「魚を突けるようになった」などいろいろな川の学校でなにをしたのか、できるようになったを聞くこともできました。

さみしいもんはさみしいですが、これにて15期川の学校はおわり。

散!


最後に

みんなが川の学校でいっぱいキャンプをして、いろんな遊びができたのは、もちろんみんなを送り出してくれたお父さん、お母さんや家族のみなさんのおかげです。でも、キャンプが始まるずっと前から、みんなが来ることを楽しみに準備をして待っていたスタッフもいたってことを、少しでもいいから知っておいてくれたら嬉しいね。
川の学校を卒業した君たちは、立派な川ガキです。これから君たちは、自分で考えて、自由に道を進んで行ける。その分大変なこともあるけどそこは御愛嬌。1人もよし。家族や友達を巻き込むもよし。おもしろいこといっぱいしよう。

また、川で会いましょう。

(MFDしほ)

















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