吉野川シンポジウム実行委員会
 
学級日誌
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第5回キャンプ 11月3・4日(吉野川中流:善入寺島)
   
第4回キャンプ 10月6〜8日(吉野川支流:鮎喰川)
   
第3回キャンプ 9月15〜17日(吉野川支流:穴吹川)
   
第2回キャンプ 8月17〜19日(吉野川上流:高知県土佐町地蔵寺川)
   
第1回キャンプ 6月16〜17日(吉野川下流:第十堰北岸)
   
第5回研修 6月9・10日(直前ミーティングと研修)
   
第4回研修 5月19・20日(川遊び・話し合い・本番に向けた最終確認)
   
第3回研修 5月3〜6日(吉野川カヌー川下りキャンプ&同窓会)
   
第2回研修 4月21・22日(野外生活技術・キャンプカウンセリング)
   
第1回研修 4月7・8日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
   
 
  スタッフが書いてるよ  
  第4回キャンプ 10月6〜8日
 吉野川支流:鮎喰川
 
   
 

 金木犀の香りがあたりに漂う10月。第7期4回目の川の学校が終わった。その放課後のこと、何やら話し声が…

慣れた手つきで設営「今回のキャンプもええ天気やったなあ。天気予報で雨降るって言よったのに、ずっと晴れやった。川ガキが天気予報変えてしもうたなあ」
「ほんまやな。川の状態もよかったな。ちちが『今回の鮎喰は50年間見た中で一番きれいなだった』ていよった。ほんまに透き通っとって、魚もいっぱいおって最高だった!川の水はさすがに冷たかったけど」

慣れた手つきで設営「ほんでも川ガキはよう遊んびょったでー。ケロッピーいっちゃんらは『小さい魚はいらん!ナマズつくんや』ってナマズつきに燃えとったし。でもずーっともぐっててあんまり寒かったけん、お日さんがあっためてくれた岩の上でねっころがった。そんで復活してまたもぐって…その繰り返し。ヤッピーがついたナマズを蒲焼にしてみんなで食べたんよな」

慣れた手つきで設営「魚といえばつりもようつってたなあ。今回おかピーが20センチくらいの大きなウグイを釣って、それはうれしそうだったし誇らしそうだったよ。3枚におろしてから揚げにしたの、みんなに配ってた。おかピー『この魚みんなに自慢したいーっ!』てすっごい笑顔だった!」

慣れた手つきで設営「飛び込みもあの高いとこからようとんだなあ。10メートルくらいあるんちゃうん。あのクールなテルキも飛ぶ前は人格変わったって。」
「結構川ガキ飛び込んみょったでー。すばらしいドラマがあったんやってなあ。飛びたいけどなかなか一歩踏み出せん子を応援したり、飛べた後拍手があったり。そこにおらんかったん残念やわ!」

慣れた手つきで設営「カヌーはたから・みっく・みっきーらと辰野さんで『パイレーツオブ吉野川!!』って叫びながら遊んでた。敵と味方で相手のカヌーを沈さしたんやってな。カヌーってただこぐだけでのーて、あーやって遊ぶのもスリルがあって楽しいな」

慣れた手つきで設営「本部の前の川でもおもろかったで〜。林さんの『ガラびき』はすごかったなー。とんでもない数の魚が捕まった!もう2回も3回もしてしまって、キッチンさんが魚で卵とじ作っちゃってくれるくらい、ようけ取れたなあ。みんなで力あわせてとったんもうれしかったな」

「話変わるけどコマさんが本格見釣り講習を川ガキにしてくれたんよ。
・さおを鉛筆を持つみたいにして軽く持つこと
・ 魚がえさに飛びついたらすばやくさおをあげること。「釣る」んじゃなくて「ひっかける」感じで

慣れた手つきで設営そしたら川ガキが釣るわ釣るわ。きゃーきゃーわーわーいいながらバケツいっぱい取ったよ。何回にも分けてから揚げにしたんやけど、それでも足りんかったんか、ゆかりモッティは『も一回釣ってくる!!』てまた川のほうに走り出したよ。おーい、どんだけ〜〜〜(笑)」

「夜話も盛り上がったやん。林さんの夜話、りんさんの落語、コマさんの手品。さらに今回はてんまきスピッツやおーちゃん落語などスタッフの夜話もあったし、川ガキたちも夜話をはじめやがった!!川ガキたちが焚き火を囲んで交代にクイズを出して楽しかった!中でもあっくんの落語は絶品やなあ。おーちゃん落語がんばれ!!」

慣れた手つきで設営「早いもんでもう次回は最終回や。遊び納め。6月に出会って今まで一緒に過ごしてきた仲間と会える最後の機会やな。11月の川はものすごい冷たいよなー。ほなけど悔いが残らんように、いっぱい遊んでいっぱいしゃべろう!!」

  おやおや、もう下校時間です。今回はいろんな子どもの顔が見られたキャンプだったようですね。それでは最後に一言…

〜カナのつぶやき〜
  川ガキたちはスポンジのように川の遊び方を吸収し、自分のものにしている。ある子は遊びの腕を磨くために、またある子はここでの人との出会いを楽しみに、またある子はただここが好きだから、次回もやってくる。自分ちの近所の川の名前も知らなかった子たちが、吉野川で遊ぶ。それはきっと彼らの未来に大きな影響を与えるだろう。
 次回は涙涙の卒業式。その後川が私たち7期生の心の中に何を残してくれるのか。それが楽しみである反面、その終わりの瞬間が来なければいいのにとも思ってしまう。

 
     
 
報告:カナ(川の学校第7期スタッフ)