吉野川シンポジウム実行委員会
 
学級日誌
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第4回キャンプ 11月12〜13日(吉野川下流:第十堰北岸)
   
第3回キャンプ 10月8〜10日(吉野川支流:鮎喰川)
   
第2回キャンプ 8月19〜21日(吉野川上流:本山町)
   
第1回キャンプ 7月16〜18日(吉野川支流:穴吹川)
   
第5回研修 6月4・5日(直前ミーティングと研修)
   
第4回研修 5月21・22日(キャンプカウンセリング・川遊び)
   
第3回研修 5月3〜5日(実地研修)
   
第2回研修 4月16・17日(野外生活技術)
   
第1回研修 4月2・3日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
   
 
  スタッフが書いてるよ  
  第4回研修 5月21・22日
キャンプカウンセリング・川遊び
 
   
  今回は水質四国一の穴吹川。ニゴイ、ウグイ、アメゴ、アユ、ドンコなどがいる魚の楽園です。
キャンプ地にて美味手作り弁当でお腹を満たしたら、いざ白人の瀬へ!
美しすぎる水面に目を奪われながらまずはシュノーケルを装着。「あ(口を開ける)、い(噛む)う(咥える)ですが、食べ物ではないので噛みちぎらないように(笑)」と、ほかちゃん。潜るコツや水の抜き方も教わり、危険箇所もチェック。そして「うひゃー!」「ギャー!」と奇声をあげながら潜り、流れ、魚を掴み、飛び込む。これが徳島名物「川の学校スタッフ」です。
「今、魚の地面が動いた!サ〜〜って」と、むーみん。川底にいたウグイの大群が「ヤベー!」と逃げた様子。元川ガキのハナは初潜り。目前に泳ぐ魚やカニの穴を見て「川きれかった!潜りは病みつきになるよー」って大感激!(注:魚にとっては大迷惑!)
そんな興奮冷めやらぬまま、さぶちゃん率いる軍団は「秘密の泉」へ。子供の歩幅や予想される活動も想像しつつ突き進むと、そこには癒しの空間にひんやり清澄な水。水量があれば飛び込みも、奥深くには滝も!こりゃ、誰しも好奇心を掻き立てられる。
お次は白人神社にて祈願し神明山散歩。「このふかふかの地面が森のダム。けど檜を植林して間伐もせず放置すると・・・」とちち。美しい川を守るためにも残したい自然林です。

さてキャンプ地に戻り設営。重い荷物とともに長〜い階段の往復で汗だくです。「誰やこんな所にテント張ったんはー!雨降ったらどーすんねん!」と、ちちの喝で冷や汗もね。こうして身を以て学んでおります。
設営後はしほによるカニカゴ説明。仕掛ける場所や餌について聞き、秋にはモクズガニでカニ汁やー!と思いを馳せます。
夜はTOEC伊勢達郎さんによるカウンセリング研修第二弾。まずはちえちゃんと達郎さんが小石のキャッチボール。その姿から受け止めの姿勢を見て感じ、そして様々な想定での子供への関わり方をたくさん考え教わりました。川ガキの心と体にとって安全な場所「川の学校」にするために!
そしてサプライズ。5月生まれのくらけん、むーみんのハッピーバースデー!みんなでケーキをつつき、話は尽きず、馥郁たる焚火の香りに燻されながら日付が変わっていくのでした。

二日目の早朝は小鳥のさえずりとともに爽やかな山散歩。たくやからは蛇がどんな場所に居るのかアドバイスしてもらったよ。
朝食後は釣り対戦。なかなか釣れない中、勝者はゴンちゃん!釣ったウグイとオイカワで、口の向きや鱗の違いなどを見比べ、釣り場ポイントも教わりました。
そして降り出した雨に打たれながら川の渡り方とレスキューです。二人組での救助練習では、みんないつになく真剣な表情。いざという時の為にしっかり体で覚えておかなきゃいけないもんね!
一旦着替えて今度は見釣り。虫博士わたるから石の裏についているヤマゲラを餌にすることやコツを教わるも・・・。でも「かわいいヨシノボリがいっぱいおって、釣れんでも楽しいなぁ」とアキ。目に見える魚との水中駆け引きがたまらないよね。自然・命との触れ合いは理屈抜きで楽しいのです。

撤収を終えたら最後はお堰にて危機管理や共通理解について談議。それぞれの胸のうちや意見を出し合います。各々の役割や責任、もしもの時にどう動くのかじっくり考えたよ。そして自分が楽しい!と感じた事は子供にどんどん伝えようって。
こうして11期のスタッフが出来上がりつつあります。今回も多くの学びに感謝です。
次はいよいよ研修最終回。笑いあり涙あり(笑い過ぎで?)の濃密な二日間になることでしょう。お楽しみにー。
 
     
 
報告:ゆい(川の学校第11期スタッフ)